鳴らす阿呆へまっしぐら 〜大太鼓〜
なんだか前回の投稿からすごく時間がたってしまいました。
申し訳ありません(^ ^;)
連載といっても内容は独立してますので、安心してお読みくださいね♪
今日のお題
この日は雨のためビニールを装着してますね |
読んで字のごとく、大きい太鼓ですね!
流し踊りでは「高張り→ちびっこ→女踊り→男踊り→鳴り物」という順番で流します。
鳴り物は「三味線→笛→鉦→締太鼓→大太鼓」という順番になってますので、大太鼓は本当に一番後ろから踊り全体を支えている重要な楽器です。
大胴とはサイズの大きな和太鼓(長胴太鼓)のことですが、現在では大太鼓の通称として阿波おどりでも使われているようです。
材質
大太鼓は丸太をくり抜いて作られた胴に皮を張って鋲で留めれば完成です。
と、簡単に言ってしまいましたが、一つ一つの行程には大変手間と時間がかかり、完成品は芸術作品と言っていいくらい美しいです。
でも、上の画像のように長年使用し胴も皮も良い具合になじんでいるのもまた美しいですね。
もちろん、このように美しくなじんだ太鼓にするためには定期的なメンテナンスが必要になります。
サイズ
あんまりピンときませんね。
では実際の大太鼓で比べてみましょう。
幅22〜25cm、高さ60cmということですね。
ちなみに大太鼓の重量は、7寸で約7kg、8寸で約10kgとなります。
大きさもさることながら、なかなかの重さ・・。
これを叩きながら歩くなんてすごいです。
叩き方・スタイル
前回、東京新のんき連の鉦のリズムを書きましたが、その鉦のリズムにあわせて同じように大太鼓のフレーズも音符で書いてみましょう。
ふふ。
よくわかりませんよね(笑)
これを口で言うとしたら『ドットコトンコドンコドンコ』となるそうです。
・・余計わかりませんね(>▽<)
ちなみに連長コラムで、新のんきの『独特の連打』という表現をされていましたので、どのように独特なのか、阿波踊りでよく耳にする大太鼓のフレーズと比較してみましょう。
こちらが皆さんがよく耳にする大太鼓のフレーズです。
(もちろん東京新のんき連でもぞめき以外のお囃子ではこのフレーズも叩きます)
かなり違いますね(@o@)
口で言うとしたら『ンドンガドンドンコ』な感じでしょうか。
とても阿波踊りらしい、雰囲気のあるフレーズです。
そんな大太鼓チームの特徴は、鳴り物の中でもっとも「練習への出席率が高い」ということと、休憩時間でも大太鼓チームで固まっていて「みんな仲良し」ということでしょうか。
観どころ・聴きどころ
そしてさらに、
舞台踊りにおいて大太鼓は、流し踊りとは正反対の「静」と、激しく場面を盛り上げる「動」を使い分けることがとても重要になります。
大太鼓はもともとの音量が大きいだけに「静」を表現することは非常に難しいのですが、静かな大太鼓は鳴り物を支える根っこであり、お囃子に深みを与えてくれる存在なのです。
迫力のある重低音と大河のような静けさ、これが大太鼓の真骨頂だと私は思います。
舞台では是非、柔らかな大太鼓の音色も楽しんでくださいね♪
次回予告
では次回
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